マイルは相続できるのでしょうか?。ANAとJALについて調べてみた結果、ANAもJALもマイルの相続は可能です。
〇ANAマイルを相続する
ANAマイルには相続できる規定があります。
30条 会員の死亡
会員が死亡した場合、法定相続人は会員が取得していたマイルの譲渡を受けることができます。その際、要求者は、会員本人の死亡証明書と裁判所命令等、故人である会員の口座に残っているマイルの相続権を有することを確かに証明する書類を死亡後6ヵ月以 内に提示する必要があります。相続の申し出が期間内になされない場合は、当該会員の積算マイルはすべて取り消されます。
6か月以内に、会員本人が死亡したことを証明し、故人の相続権を有することを証明すればマイルを相続できると規定されています。通常、ANAマイルは他人(家族でも)に譲渡することはできませんから、ANAマイルを自分以外の人に渡すことができる唯一の機会、と言えます。
〇JALマイルを相続する
JALマイレージバンクにも同様に、会員死亡時に相続できることが規約に記載されています。
14条 合算不可
積算されたマイルを会員間で共有、合算および譲渡することはできません。ただしJALFCおよびJALカード家族プログラム登録会員は、そのプログ ラムの特典として、特典の引き換え時に限り、登録している家族会員間で積算マイルを合算することができます。また会員が死亡した際、法定相続人は所定の手 続きにより会員のマイル口座に残る有効なマイルを相続することが可能です。
ANAと比較すると、所定の手続きの具体的な内容がわかりませんが、恐らくANAと同様の手続きが必要でしょう。
結果:ANAもJALもマイルの相続は可能です。せっかく貯めたマイルですから、家族に有効に利用してもらうために、亡くなる前にマイルが貯まっていることを伝えておくことは大切でしょう。